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Bloc Party 2ndアルバムを引っさげての来日公演をレポート!

Bloc Party 2ndアルバムを引っさげての来日公演をレポート!

1月にリリースされた2ndアルバム『ウィークエンド・イン・ザ・シティ』が
目下ヒット中のブロック・パーティーの日本ツアー初日が、
3/4(日)東京・新木場STUDIO COASTにて行なわれた。
まずはフロント・アクトのノイゼッツが登場。
3/3(土)に開催されたイベント“BRITISH ANTHEMS”にも出演した、
英国出身の男女混合3名バンド。ジンバブエ出身の女性シンガー兼
ベーシストでもある、シンギーの強い存在感が光るステージを披露。
続いていよいよブロック・パーティーの出番。
超満員の観客による拍手と歓声に迎えられ姿を見せた彼らは、
2ndアルバムの冒頭を飾る、性急なギター・フレーズが堪らない
「ソング・フォー・クレイ」でパフォーマンスをスタート。
続いて1stから「ポジティヴ・テンション」と、はやる観客の気持ちをさらに煽る。
「ハンティング・フォー・ウィッチズ」「ウェイティング・フォー・ザ・7.18」
「ザ・プレイヤー」と2nd収録曲が続くが、メンバー各々のプレイヤーとしての
演奏テクニックが格段に向上にしており、それによって生まれた良い意味での
余裕がパフォーマンスを一層表情豊かなものにしている。
都市生活者の祈りや絶望、すべてを俯瞰しその上で包みこむような
2ndアルバムの世界観を見事に表現しながらも、
ロック・バンドとしての熱いエモーションも滴らせている。
「ディス・モダン・ラヴ」では“ヘイ・ヘイ”という観客の合いの手に満面の笑みで
応えているケリーの姿も印象的だった。
「ライク・イーティング・グラス」「ソー・ヒア・ウィ・ア」とメロディアスでありながら
突如エモーショナルに弾ける楽曲は、その緩急が堪らない。
アンコール1曲目に披露した「サンデー」ではなんとマットとともにベースの
ゴードンもドラムをプレイ。ツイン・ドラムのアンサンブルには独特の味わいがあり、
優しいケリーの歌声とシンプルなギターの音色とあわさって、
聴くものになんともいえない恍惚感をもたらしてくれた。
「ヘリコプター」で幕を閉じたステージ、ケリーが「サマーソニックで会おうね」という、
うれしいMCを残して去っていった。
次のステージでは、さらに成長した姿をみせてくれるに違いない。

【以上VIBE-NET.COMより】