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没後13年 カート・コバーンのインタビュー音源が映画に

没後13年 カート・コバーンのインタビュー音源が映画に

1994年4月5日に27歳という若さで自らの命を絶った、
伝説的ロックバンド、ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーン。
今もなお反逆的なロック・カリスマとして語り継がれている彼の死から13年。
今年の夏、これまでに明かされることがなかった、
彼の真の姿を描いた1本の映画が公開される。

『カート・コバーン アバウト・ア・サン』と題されたこの作品は、
カートの肉声を主軸にした映像作品。
日本では1994年にロッキンオン社から発売された「病んだ魂」の著者、
マイケル・アゼラットが保管していた、同書のために行われた
25時間に渡るインタビュー音源を元に製作された。

アゼラットと二人三脚でこの映画を手掛けたAJ・シュナック監督は、
カートが暮らしたアメリカ・ワシントン州の風景映像と彼が愛した音楽とともに、
カートの肉声が自身を語るという構成を用いた。
ジャンキーで激しいロックスターというイメージが強いカートだが、
これまで公開されることがなかった貴重な会話の数々を聴くと、
我々の多くが彼の本当の姿を理解していなかったことが浮き彫りにされる。

家庭崩壊で親戚の家を転々として過ごした少年時代や、
純粋に音楽を志したデビュー前、そして『Never Mind』の爆発的なヒットで
突如スターダムへと押し上げられた日々。
自身の通ってきた道を振り返るカートの言葉や息遣いは、
映画を観る者に深く突き刺さる。カリスマ的ロックスターではない、
あまりにもリアルで普通の一人の男、カート・コバーンの最初で最後の
心の告白は、彼や彼の音楽のファンのみならず、
同じ時代や今を生きる多くの感情を揺さぶることだろう。

『カート・コバーン アバウト・ア・サン』は今年の夏、
アミューズCQN他全国順次ロードショー。

【以上MTV JAPANより】