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“PUNKSPRING 2007”東京公演をレポート!

“PUNKSPRING 2007”東京公演をレポート!

'06年にスタートした、パンクの祭典“PUNKSPRING2007”が
4/1(日)幕張メッセにて開催された。

開場直後から、会場周辺は人人人START FROM SCRATCH、
LINKとオープニング・アクトの後、一番手で登場のマキシム ザ ホルモン。
笑えるMCと爆裂パフォーマンスに、フロアは開演早々リミッターを
振り切るかのような盛り上がりをみせる。

場内には3つステージがあり、左右に隣り合って配されたメインの
2ステージは交替制なものの、少しはなれたゾーンにあるGREEN STAGEとは
アーティストの出演時間がかぶってしまうことがあるため、
どのアーティストを観ようかタイムテーブルを手に
頭を悩ませる人も多かったようだ。

メインの2ステージには、実力派DEAD TO ME、
パンツ一丁ヴォーカルの陽性パフォーマンスが楽しいザ・サマー・オブセッション、
メタリックなリフ遣いで魅了するTHE RED JUMPSUIT APPARATUS、
急遽出演が決定した日本のニュー・カマー・バンド9mm Parabellum Bulletの演奏ののち、
10年ぶりとなる来日が実現したトイ・ドールズが登場。
弾けた楽曲を盤石の演奏力で転がし、その上に愉快な歌声が
のっかってくるという、ポップ・パンクの粋を集約したようなパフォーマンスに
往年のファンはもちろんキッズもノック・アウトされてしまった。
続くKEN YOKOYAMAは超満員のフロアを波立たせるような力演をみせた。
そしていよいよドロップ・キック・マーフィーズの登場だ。
躍動感たっぷりのサウンドバグパイプの音色に煽られてステップが止まない。
この日最大級の集客を誇りながらも、シンガロングで場内を一体化させたのは
エルレガーデン。力強く爽快なパフォーマンスでこの日のハイライトともいえる
瞬間を生み出した。

GREEN STAGEでは、ポリスのスチュワート・コープランドがDJとして登場という
レアな光景も。またアリスターが解散直前にもかかわらず、
ドラえもんの主題歌のカヴァーなど新ネタを繰り出したりと、
サービス精神旺盛な姿を貫き、ウェットな空気は皆無な盛り上がりをみせた。
ジミー・イート・ワールドは“静と動”のメリハリのつけかたが実に巧みで、
この日一番の“聴かせる”ステージ。
ニュー・ファウンド・グローリーのメロウかつ熱いパフォーマンスのち、
NOFXがタイトな演奏とたっぷりのMCで締めくくった。

【以上VIBE-NET.COMより】